人としての生を受けた瀬戸内市の食材と、料理人としての生まれ故郷イタリアに伝わる料理の技。
イタリアンのシェフとして歩んできた民實准明が、ふたつの故郷への想いを融合させ、当店をオープンしたのは、2014年6月のことです。
地元産の採れたて野菜や果実、瀬戸内の旬の魚介、シェフが自ら育てたさまざまな香草…。
その時々、手元に届く食材の持ち味を生かし、本場イタリアの味を基本にしつつも、日本人の口に合うイタリアンを提供しています。
瀬戸内市や岡山市はもちろん、関西方面からも多くの方々に足を運んでいただくなか、アンティーク家具を扱うひとりのお客さまと出会いました。
それをきっかけに、「ワインとともに愉しめる空間」という、密かに温めてきた夢を、2016年9月に実現したのです。
メタルワークが美しいアンティークドアの向こうにあるのは、イタリア煉瓦と漆喰壁に囲まれた、シックで落ち着いた趣の空間。
そこに、フランス、スペイン、イギリス、ベルギーなど欧州各国のお店や個人宅で大切に使われ続けてきたアンティークの家具や小物をちりばめました。
ワインセラーに眠っているのは、イタリア・ピエモンテ州の小さな農家が醸す「カッシーナタヴィン」をはじめとする、ビオワイン約30種。
生まれ変わった大人のための空間で、料理とワインを味わい、和やかなひと時をお過ごしいただければ幸いです。
ー TAMIZANE Noriaki ー
「ほめられると伸びるタイプ(笑)。より愛される店にしていくため、料理や雰囲気、接客などの感想をお伝えいただければ嬉しいです」。
イタリアの権威あるレストラン格付け本「Gambero Rosso」で、料理長を務める店が3年連続で最高評価を受けるなど、受賞多数。